地域のために 未来のために【海洋生産科・食物科:研究発表】
「探究」という言葉は使わないまでも、水産を学ぶ高校生、家庭を学ぶ高校生は以前から探究活動に取り組んできました。そして、探究活動の成果を発表する場が全国水産・海洋高等学校生徒研究発表、家庭クラブ連盟研究発表大会です。今年度の本校の研究活動を紹介します!
第33回全国水産・海洋高等学校生徒研究発表東北地区大会
発表題目「三陸宮古のウニログ~アウトレットウニの畜養記録~」
岩手県沿岸部中程に位置する宮古市。本州最東端の海は親潮と黒潮がぶつかり合う世界有数の好漁場です。近年、地球温暖化等の影響で増えすぎたウニが海藻を食害する磯焼けが三陸宮古でも深刻化しています。磯焼け対策のひとつとして宮古市水産課、田老漁協が取り組んでいる事業がウニの間引きです。本校では、間引いたウニを譲り受け、完全閉鎖式の陸上畜養技術で育てることを試みました。
奨励賞
第74回岩手県高等学校家庭クラブ連盟研究発表大会
発表題目「宮水SDGs 持ってくるだけプロジェクト!」
本校はSDGs活動に取り組んで4年目。これまで、本校調理実習で排出される年間約800㎏の残滓を資源化するためにコンポストを導入。そこでできた肥料を活用して畑を運営し「食の循環」を行ってきました。今年度は、環境に配慮した行動、生活を行う第一歩として、全校生徒、家庭を巻き込んだ、誰もが取り組める活動を考えました。「持ってくるだけプロジェクト」と名付け、学校、家庭にSDGs活動が広がることを目指して取り組みました。
優秀賞
海洋生産科の研究、食物科の研究、どちらも単年度で終わらせるのはもったいない。
今後も継続した取り組みを期待しています!