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匠の知恵と技 伝えて守る 郷土の味【食物科1年:郷土料理講習会】

 朝の調理室に響くにぎやかな声。郷土料理講習会の準備をする食の匠の方々です。開始前の打合せでは「今日の絹さやは小さいから、そのまま使った方がいいね」といった会話が交わされていました。材料に合わせて臨機応変に対応できるのは、経験があってこそ…準備風景から勉強になります。
 現在、宮古管内の食の匠の登録は27名。農業改良普及センターの方から”最高齢は95歳”と教えていただき、驚きました。料理を作ったり、土地のものを食べることが元気のみなもとなのでしょうか。

本日の主役は 食物科1年生と食の匠の方々です
みなさんとても明るくて 生き生きとしています 

【本日の実習】
  ひっつみ
  豆すっとぎ(豆しとぎ)

デモンストレーションから 目が離せません

“いい加減”は五感で覚える

 調理には言葉で表現しきれない感覚があるものです。見て、触って、食べて、ようやく理解できる”いい加減”。何度も作ってみなければ、”いい加減”は自分のものにはなりません。

匠の“まなざし”が印象的でした

根菜と出汁のいい香りが調理室に
そして、廊下を経由して校内に 漂います
食の匠からいただいたお漬物 これだけで白米3杯はいけそうです
心からのお礼の言葉
匠の皆さん よい経験をありがとうございました

お母さんからのアドバイスで

 お母さんから「あぶるとおいしいよ」と教わってきた生徒。先生の許可をもらい“あぶりすっとぎ”に自ら挑戦です。この“やってみよう”の気持ちが大切ですね。

「やったよ お母さん!」

【おまけ】職員室にもおすそわけ

おいしくいただきました ごちそうさま!